広島マエケンのメジャー移籍に影落とす「嫁姑不仲説」
「本人が自粛しているみたい。肩はこれまで何度もケガをしていますから」
某広島OBがこう言った。去る12日の中日戦で右肘裏の違和感を訴えて五回で緊急降板、「右上腕三頭筋の付着部炎」と診断された広島の前田健太(26)のことだ。
「右腕に古傷を抱えていることもあり、試合前から痛みがあったようです。特に昨年は右腕に違和感を抱えながらWBCでフル回転した。その反動からか開幕直後の4月に右上腕三頭筋の炎症、6月には右脇腹の違和感で2度、登録抹消された。今年も再び、同じ箇所を痛めたわけですから、本人はかなり慎重になっているんです」
野村監督は「大きなケガではない」と話しており、16日からキャッチボールを再開。早ければ20日のDeNA戦で先発に復帰する。首位を走る広島の首脳陣は今後、最大のライバルである巨人戦を中心に投げさせたい考えだ。
■痛みは昨年と同じ箇所
ただ、何よりマエケンには今オフの入札制度によるメジャー挑戦という最大の目標がある。「ここで肩肘をつぶすわけにはいかないから、今年はダマシダマシの投球になるのでは」(チーム関係者)という声もある。