不満タラタラ田中将大には《ダサすぎる》、楽天は無責任体質…両者に批判が殺到する当然

公開日: 更新日:

 後味が悪いのは確かだろう。

 自身が26日に開いた会見で、楽天を自由契約になった田中将大(36)は何度も球団への恨み節を口にした。「球団には感謝しかないです」と言いながら、「実質1回、15分くらい」のみの交渉で減額制限(年俸1億円以上は40%)を超える提示を受けたとし、「もう期待されていないんだな」「やりがいを感じられなかった」「居場所がないんじゃないか、そう受け取った」と退団に至った心情を吐露。石井一久シニアディレクター(SD=51)が再契約の可能性を否定せず、「どんなことがあってもバックアップしていきたい」と話していることには、「別にそういう(再契約の)お話もないし、そういう(バックアップの)話も一切していない。困惑しているところ」と不信感をあらわにした。

 この会見にSNS上で《格好悪い》《ダサすぎる》と厳しい意見が出たのは、ファンには《自業自得》の印象が拭えないからだろう。

 メジャー移籍前の楽天での圧倒的な貢献は誰もが認めるところでも、2021年の復帰後は4年間で20勝33敗。それでも2億6000万円もの給料をもらった今季は、一軍登板わずか1試合の0勝1敗に終わった。大減俸は当然で、本人は「結果が出なければ(年俸は)下がるし、活躍すれば上がる。ダメだと思われればカットされる」とカネの問題ではないと言いながら、「もう期待されていない」「居場所がない」とグチをこぼす。4年間の年俸総計は25億3500万円。1勝当たり1億2675万円の費用対効果では、球団も来季に期待などできるはずがないだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  3. 3

    「おむすび」は朝ドラ歴代ワースト視聴率濃厚…NHKは橋本環奈で何を見誤ったのか?

  4. 4

    “レジェンドアナ”近藤サトが明かしたフジテレビアナウンス室の実態

  5. 5

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  1. 6

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  2. 7

    テレ朝の名物社員「ナスD」パワハラ&経費不適切使用→懲戒処分が示したテレビのヤバイ昭和体質

  3. 8

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 9

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  5. 10

    兵庫県パワハラ知事は第三者委の「違法」指摘にも居直り反省ゼロ…維新・吉村代表に問われる「製造責任」