菅野智之「単年契約」は大正解!憧れ続けたメジャーの舞台でもう一花咲かせられるか
巨人から海外FA権を行使してオリオールズへの移籍が決まった菅野智之(35)が日本時間20日、オンラインで入団会見。 オ軍を選んだ理由を「素晴らしいピッチングスタッフがいるし、プレーオフ、ワールドシリーズを勝ちたいというメッセージが伝わってきた。一番熱意を感じた」と説明した。
複数の米メディアによれば、菅野に複数年契約でオファーした球団もあったという。菅野があえてオ軍との単年契約を選んだのは「この1年を頑張って、それもまたモチベーションになると思う。とにかく1年で勝負をするというところです」と明かした。
オリオールズは限られた予算で運営しており、今季開幕時の総年俸約149億円はメジャー27位。菅野は来年10月に36回目の誕生日を迎えるだけにオ軍は年齢的なリスクを考慮して単年でオファーしたとみられるが、本人にとっても正解だ。
菅野の契約内容は1年約20億円の他、球宴出場、サイ・ヤング賞、ワールドシリーズMVP受賞などで最大で約5400万円のボーナスが付く。複数年契約なら、総額は増えても年平均額を抑えられ、出来高も減額されるのは必至。契約年数が長くなると、起用法にも影響する。必要以上にコンディションを配慮され、日本では登録抹消されない程度の軽症でも、否応もなく負傷者リスト(IL)に入れられて不完全燃焼に終わることも珍しくない。