オリオールズ菅野智之を待つ本拠地球場の不安要素…3年連続PS進出を目指すチームで先発4番手起用見込み
巨人から海外FA権を行使して、オリオールズと1年約20億円で合意した菅野智之(35)が日本時間20日、自主トレ先のハワイからリモートで入団会見に臨んだ。
オリオールズを選択したことについて「素晴らしいピッチングスタッフと、プレーオフ、ワールドシリーズを勝ちたいという熱意が伝わった。純粋にそこで投げてみたいという思いで決断しました」と説明した。
長らく巨人のエースとして君臨したベテラン右腕は来季開幕当初はローテの4番手で起用される見込み。3年連続ポストシーズン進出を目指すチームで先発の一角として重要な役割を担うが、ホームとなる本拠地には不安要素がある。
オ軍の本拠地オリオールパーク・アット・カムデンヤーズは2022年のシーズン開幕前、左中間フェンスを最大9メートル後方に下げたり、内野の芝も新種のものに張り替えるなど、大規模な球場改修を実施した。チームの方針から芝は長めにカットされているため、打球が失速して、内野安打が多いことでも知られる。球場別の内野安打率は22年が7.2%で4位、23年が6.5%で6位だった。