国内男子ツアーは「末期症状」変わらず…来季は4試合減→4試合新設=24大会維持できたウラ側
冒頭の宮崎氏が言う。
「欧州ツアーと共催で開催されていた『ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!』は今年が3年契約の最終年。タイトルスポンサーの国際スポーツ振興協会(ISPS)は契約を更新しなかったわけですが、選手会は来季、かなりの試合が減るとの情報を得ていたのでしょう。私が聞いたところによれば、選手会の役員がISPSの半田晴久会長にコンタクトを取り、国内大会の新設を懇願したというのです」
宮崎氏が続ける。
「そもそも半田会長は、人気低迷の男子ツアーの復興とゴルフの発展を願って欧州ツアーを国内で開催した人ですから、選手会から『助けてくれませんか』と頭を下げられたら断れなかったのでしょう。それで新規2試合を行うことになったそうです。『24試合が維持できてよかった』という声も聞きますが、男子ツアーのスポンサー離れ、ファン離れ、ひいては試合減の流れは今後も変わらないでしょう」
ちなみに、ISPSの10月の大会は開催コースが未定だが、宮崎氏によれば「関東のゴルフ場と交渉していると聞いている」そうだ。