中日・井上新監督の「地獄のノック」が話題だが…「失神ノック」の落合博満元監督はどう見るか
練習予定表に記された「Dirty Hustle 99」なるメニューが、ちょっとした話題になっている。
井上一樹新監督(53)の背番号にちなんで名付けられた特別練習。指揮官自らノックを打つもので、キャンプ2日目の初導入に続いてこの日(3日)は涌井秀章(38)、柳裕也(30)、斎藤綱記(28)の3投手が約40分かけて「50回連続ノーエラー」のノルマをなんとかクリアした。
メディアは「地獄のノック」などと形容しているが、中日といえば落合博満元監督時代の猛練習が語り草だ。落合政権でコーチを務めた評論家の秦真司氏はこう振り返っている。
「まず驚いたのは打撃練習だ。グラウンドや室内練習場など10カ所ほどでローテーションを組んで6時間~8時間、ぶっ続けで行うのだ」
「(井端、荒木、森野は)朝のウオーミングアップ時にすでにユニホームは泥まみれ。早朝から2時間の特守をこなした後だった」
落合監督自らノックバットを握り、延々と続いた特守に、井端や荒木は倒れ込み、森野は失神寸前まで追い込まれた。