巨人・坂本勇人「開幕スタメン落ち」いよいよ現実味…オープン戦絶不調で代打稼業も真っ暗闇
数字上は結論が出ているようなものだ。
三塁の開幕スタメンの座を争っていた、巨人の坂本勇人(36)と中山礼都(22)。阿部監督はキャンプ時から「元気ならば」と坂本に託す意向を示していたが、19年目を迎えるベテランの不振は想定以上だった。
オープン戦11試合で26打数3安打の打率.115とからっきしだったのに対し、中山は16試合で46打数14安打の打率.304。昨季9月、10月に打率.458をマークした好調そのままに、自信を持つ守備でも随所に存在感を発揮した。
「もちろん、坂本の経験値は代え難い。衰えが指摘されるとはいえ、いずれ状態は上がってくるとは思う。とはいえ、キャンプからチーム内競争を煽ってきた手前、ここまで結果に大差がつくと、阿部監督も坂本を開幕レギュラーで使うわけにはいかないでしょう。伸び盛りの中山を優先起用することになれば、坂本は調子を取り戻す実戦機会を十分に得られず、復調に時間がかかるということになる。当然、代打の切り札としての役割は期待されますが、いくら実績と経験があっても、代打はまったく別物ですからね。レギュラーになった19歳からスタメンで4打席立つのが当たり前だっただけに、余計に対応には時間がかかるかもしれません」(巨人OB)