バド渡辺勇大は代表辞退、英の五輪メダリストもアダルトサイトで副収入…世界で共通するアスリートの金銭苦
背に腹は代えられなかった。
29日、バドミントンの渡辺勇大(27)が日本代表を辞退。混合ダブルスで東京、パリ2大会連続で五輪銅メダルを獲得し、同種目で日本初のメダルという新たな歴史を作った選手である。
自身のSNSで、日本バドミントン協会の財務状況の悪化に伴い、日本代表であっても、世界ランク下位の選手は遠征費を自腹で賄う必要が出てきたことを明かした渡辺は、22年4月にプロ転向。本来なら自由なスポンサー活動やイベント参加ができるはずだが、「日本代表」の肩書きがつくと様々な制約が生まれ、「目指す指標が不明瞭なままこの制約を受けるならば」と代表辞退を決めた。
バドミントンのみならず、他競技の選手も対岸の火事ではない。
パリ五輪フェンシング女子フルーレ団体銅メダリストの宮脇花綸(27)は22年にクイズ番組に賞金目的で出演。当時、所属先もないフリーで、遠征費の捻出に苦慮していることを明かしていた。手にした賞金300万円は活動費に充てたという。