今年の大阪国際女子は「マラソンにあらず」元陸連幹部激怒
これが「マラソン」なのか。
31日号砲の大阪国際女子マラソン(ヤンマースタジアム長居発着)が、「長居公園内の周回コースでの開催を検討している」と、17日に複数のメディアが報じた。この周回コースは1周2.813キロ。15周すればフルマラソンと同距離(42.195キロ)になるが、国内主要レースで同じところを15周も回るなんて前代未聞だ。大会事務局に「コース変更」について聞いてみた。
「大阪も13日に緊急事態宣言が出ました。それを受けて、大会組織委員会はコースのことも含めてさまざまなことを検討している最中です。今週中には何かしらの正式発表を配信します。コース変更についてもです」
今大会はコロナ禍ということで、当初から参加者を500人超から99人に絞り、海外招待選手も呼ばず、無観客、沿道応援の自粛を求めて開催することになっていた。緊急事態宣言が発令される前から、選手たちには周回コースへの変更の可能性についても伝えられていたそうだ。
■駅伝の予選会とはまったく話が違う