ロッテ佐々木千隼はリリーフに活路 “次点”から逆襲始まる

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 2年ぶりの白星の味は格別に違いない。

 18日、ロッテ佐々木千隼(26)が今季初勝利を挙げた。1点ビハインドの八回に登板して3者凡退。九回に味方が逆転し、2019年以来となる勝ち星を手にした。

 16年ドラフト1位で入団。当時は創価大の田中正義(現ソフトバンク)に人気が集中し、ロッテをはじめ5球団が競合。佐々木はまさかの1巡目の指名ゼロだった。それでも“次点”として注目され、5球団がこぞって外れ1位指名した。

 先発としてはケガなどもあって伸び悩み、昨季から中継ぎに転向。今季は主に敗戦処理や大差のリード場面での登板が多いが、4試合で防御率1.13。このまま信頼を積み重ねれば、勝ちパターンへの「昇格」もあるだろう。

 同期の田中正義はケガが多く、これまで一軍登板はわずか11試合。16日の二軍戦で左足を負傷と災難が続いている。

 いまや「ロッテの佐々木」といえばMAX163キロ右腕の佐々木朗希と、こちらも“次点”。リリーフに居場所を見つけた千隼の逆襲が始まった。

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