ソフトバンク
-
日本ハムと決戦!ソフトB小久保監督が背負う「CS敗退なら手のひら返し」の重圧
「終盤の近藤ケガと、柳田の離脱があったので、逆に日程が空いたのがプラスになった気がする。日本ハムが来ると想定していたので、イメージ通り、シミュレーションできる」 昨15日のCS前日会見でこう話したのが、ソフトバンクの小久保裕紀...
-
《藤本博史の巻》球団「怖い人トップ3」だけど、こまやかに気を使う人情家
ヒゲをたくわえ、いかにもコワモテといった風貌。前監督で、現在は球団の特別アドバイザーを務める藤本博史さん(60)はその見た目通り、厳しい面があります。 柳田の項で書いたように、一度やると決めた練習は強引に引きずってでもやらせ...
-
《城島健司#2》最優秀バッテリー賞の授賞式で先輩投手に仕掛けた「いたずら」の中身
釣りとゴルフと麻雀が大好きな城島健司(48)。陽気な性格は多くのファンが知るところでしょう。 入団時から僕とはウマが合い、年末まで城島の取材が入っていたある年、突然、「田尻さん、大晦日は予定空いてる?」と言われたことがある。...
-
《城島健司#1》辛口の松永浩美さんを「本当に10年に1人の選手かもしれん」と唸らせた新人時代
球団会長付特別アドバイザーを務める城島健司(48)は、僕が打撃投手をしていた1994年ドラフト1位で別府大付高から入団しました。 あれは忘れもしない95年、オーストラリアのゴールドコーストでの春季キャンプ。打撃練習で18歳の...
-
ソフトB山川穂高の「恩」「贖罪」「イメージ戦略」思惑入り混じったCS対策…打てずに敗退なら批判再燃の懸念
4年ぶりにV奪還を成し遂げたソフトバンク。16日からのCSファイナルステージでは、久々に第一ステージの勝者を待ち受ける立場となった。 今季は西武からFAで山川穂高(32)が加入。143試合すべてに4番で出場し、打率.247、...
-
《本多雄一の巻》頭からフェンスに激突してもボールを離さないガッツの持ち主
今回はホークスの一軍内野守備走塁コーチを務める本多雄一(39)の回になります。地元福岡県生まれで鹿児島実業に野球留学し、三菱重工名古屋でプレー。2005年大学・社会人ドラフト5巡目で入団しました。 現役時代の言動を知っている...
-
《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド
過去、さまざまな選手がプロ野球の門を叩きましたが、スチュワート・ジュニア(24)ほど入団経緯が珍しい選手もいないでしょう。 2018年メジャーのドラフトでブレーブスから1巡目、全体8位で指名されながら身体検査にひっかかり、契...
-
《周東佑京の巻》育成時代は頭を抱えるほど手を焼いたアピール下手のスピードスター
足だけでプロ入りと支配下枠を勝ち取り、日本代表にも選ばれたスピードスター。それが周東佑京(28)です。 2017年育成ドラフト2位で指名されたのは足の速さが群を抜いていたからです。当時、ホークスの育成ドラフトは一芸に秀でた選...
-
《甲斐拓也の巻》「人は人、自分は自分」の言葉を胸に刻んで這い上がった苦労人
ソフトバンクのキャンプは一軍に相当するA組と二軍相当のB組に分かれており、同じ敷地内で行っています。ある年のキャンプ中、たまたまB組のグラウンドに目を向けると、捕手が練習をしていた。 その中のひとりの動作に目を奪われました。...
-
《モイネロの巻》サファテに可愛がられた森唯斗に世話を焼かれ…「日本語はかなりしゃべれる」
中継ぎとしてはもちろん、今季から転向した先発でも活躍しているのが、キューバから来たリバン・モイネロ(28)です。 入団当時は線が細く、「MAX149キロの左腕」との触れ込みでしたが、当初は140キロそこそこ。ただ、やる気だけ...
-
4年ぶりV奪還!ソフトB最大の功労者は王会長 《老害批判》も補強面で大成功、監督育成にも貢献
京セラドーム大阪で鷹の大将が8度、宙を舞った。 ソフトバンクは昨23日、オリックスを9-4で下し、2020年以来、4年ぶり20度目のリーグ制覇を達成。「常勝球団」を謳い、巨大戦力を抱えながら3年間、優勝から遠ざかっていたソフ...
-
《長谷川勇也の巻》三冠王も認めた「鷹のソクラテス」でも…思い出すのは皆をヒヤヒヤさせた右翼守備
長谷川勇也(39)が置きティーバッティングを黙々と1時間以上やると、終わるのを待っていた中村晃が入れ替わりで同じくらい打つ。いずれも職人肌の選手で、「こいつら2人で何時間打つんや」と周囲の口をあんぐりさせたものです。 マジメ...
-
《中村晃の巻》プロ2年目を終えた未来の打撃職人に「ホームランを打て」とあえて注文を出したワケ
中村晃(34)といえば、ホークスの誇る打撃職人。練習でも一度打ち出したら納得いくまでバットを振り続ける、まるで刀鍛冶師のような男です。 その才能は、帝京高から2007年の高校生ドラフト3巡目で入団した新人時代から先輩選手も認...
-
ソフトB近藤健介の戦線離脱は《チームにプラス材料の方が大きい》と球団OB…いったいなぜ?
優勝目前で首位打者の姿が消えた。 昨17日、ソフトバンクの近藤健介(31)が登録抹消。16日のオリックス戦で盗塁をした際に右足を痛め、悶絶。しばらく立ち上がれなかったが、そのままプレーを続け、次の打席から途中交代。試合中に病...
-
ソフトB小久保監督「戦線離脱なら…」と絶句…近藤健介が盗塁成功後に大悶絶→病院急行
「無事を祈るばかりです」 昨16日のオリックス戦に1-0で勝って破竹の7連勝、優勝マジックを5に減らしたソフトバンクの小久保監督にはしかし、笑顔がなかった。 四回に中前打で出塁した近藤健介(31)が、二盗を成功させた際...
-
《和田毅 #2》メディア非公開、超過酷自主トレの裏側「だからオフの方がきついって言ったじゃないですか」
プロ野球選手がオフシーズンの練習をメディアに披露する「公開自主トレ」という文化が、球界にはあります。 過酷な自主トレで知られる和田毅(43)も例外ではありませんが、実はあれ、メディア向けのメニューなんです。僕の記憶では後輩選...
-
《和田毅 #1》メジャー出戻り直後、「僕のやってきたことは間違いじゃなかった」と声を上げた
杉内俊哉(現巨人投手コーチ)と共に、左腕の二枚看板として他球団に恐れられた選手、それが和田毅(43)です。 早大時代に江川卓さんが保持していた443奪三振の六大学野球記録を塗り替える476奪三振をマーク。2002年には早大の...
-
ソフトBがCSで恐れる日本ハム新庄監督の「非常識」…1勝アドバンテージも油断できない奇襲奇策
もっかマジック11で優勝は時間の問題となったソフトバンク。そんな首位チームが恐れているのが、8ゲーム差と引き離している2位の日本ハムだという。 なにせ、今の日本ハムは勢いだけならリーグ随一。9月は6勝2敗と好調で、2年連続最...
-
《柳田悠岐 #2》人並み以上のスピードとパワーを兼ね揃えていたがゆえの落とし穴
現在、チームを指揮している小久保監督が現役を引退したのは2012年。プロ2年目の柳田はその年、68試合で5本塁打、18打点と一軍定着の足がかりをつくりました。 現役時代の小久保は若手にハッパをかけるため、「おまえら今季の目標...
-
《柳田悠岐 #1》広島弁封印で「もう会見は勘弁してください」と泣きが入った若手時代
今やソフトバンクの顔とも言えるのが、柳田悠岐(35)です。 2020年と昨季は最多安打のタイトルを獲得し、ホームランも17年以降は19年を除いて毎年20本以上。パワーとスピードを兼ね備えたホークスきってのスター選手です。その...
-
《小久保監督 #2》「昭和の古さ」と「令和の新しさ」が融合した柔軟的思考の勉強家
2012年に現役を引退した小久保裕紀監督(52)が指導者としてホークスに復帰したのは21年。当初はヘッドコーチに就任しましたが、なにしろ厳しい人なので選手からはやや怖がられていました。 22年から2年間、二軍監督を任されると...
-
日本ハムあるぞCS下剋上!首位ソフトバンク戦で九回6得点で大逆転、清宮は11号2ラン
残り22試合で首位ソフトバンクとの9ゲーム差をひっくり返すのは至難の業。だが、CSは分からない。そんな勢いを感じさせたのが日本ハムだ。 4日のソフトバンク戦は3点を追う九回、田宮(24)、石井(30)、水谷(23)の適時打な...
-
《小久保監督 #1》球団に異例の直談判…入団早々にチームのルールを変えさせた練習の虫
今季からソフトバンクの指揮を執る小久保裕紀監督(52)。チームは4年ぶりのリーグ優勝、日本一に向けて首位を快走していますが、現役時代からリーダーシップに優れ、野球に取り組む姿勢は誰もが認めていました。 そんな小久保監督を語る...
-
ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか
目下パの首位を独走するソフトバンク。貯金31で優勝マジックも19。2位の日本ハムに9ゲーム差をつけて、小久保監督の胴上げは待ったナシだが、気になるのは8月に入って自慢の投手陣に元気がないことだ。 チーム防御率はリーグトップの...
-
ソフトバンク山川穂高が古巣に強烈「恩返し」 7年ぶり2度目の1試合3本塁打の無双ぶり
ソフトバンク・山川穂高(32)が離れ業をやってのけた。 昨15日の西武戦でまずは一回2死一塁から、左翼席上段へ先制の24号。4-2の五回1死二塁では25号を左翼席へ運び、七回1死三塁から26号をまたまた左翼席へ叩き込んで締め...
-
ソフトバンク「育てながら勝つ」に夏場の試練…小久保監督が漏らしていたキャンプの不安
「言うは易し、行うは難し」だが……。 ソフトバンクは去る24日、中村亮太、三浦瑞樹、前田純の3投手と捕手の石塚綜一郎の計4人の育成選手を支配下登録。これで今季、育成から支配下を勝ち取った選手は計8人となった。 春季キャ...
-
中日マルティネスに亡命の意思なし 今オフ最大6球団で大争奪戦!「年俸10億円」が最低基準か
今オフのFA市場で最大の目玉といっていい。 23日に第1戦(エスコンフィールド)が行われたオールスターのセ・リーグ抑え部門で、ファン投票1位を獲得した中日のライデル・マルティネス(27)だ。 3年契約の最終年を迎える...
-
ソフトバンク超新星・吉田賢吾 大学時代のキーマン3人…指揮官も称賛したプロ初打点
6試合目の出場となるソフトバンク2年目捕手の吉田賢吾(23)が昨16日のロッテ戦に「2番・DH」で出場。2安打を放って迎えた六回1死二、三塁でプロ初打点となる左犠飛を放ち、「打点を取るのが僕の仕事。今後も打点にこだわっていきたい」と...
-
ソフトバンク独走から一転、停滞…逆転負けのロッテ戦が象徴する投手陣の「異変」
パ・リーグの首位を独走するソフトバンクがおかしい。 7月に入って西武、楽天、オリックス、日本ハムと4カード続けて勝ち越しがない。14日までの10試合を3勝7敗と大きく負け越しているのだ。 敗因はハッキリしている。2日...
-
ソフトバンクに唯一の弱点…ライバル球団は7月の7戦すべてに先発左腕ぶつける徹底ぶり
明けても暮れても「左腕攻勢」が止まらない。 ソフトバンクは10日、オリックス先発の宮城大弥(22)に7回2失点に抑えられた。同点の八回に栗原のソロ本塁打で一時は勝ち越したものの、九回裏に頓宮の右犠飛でサヨナラ負けである。 ...