引退のソフトB和田毅が吐露していた「加齢」「怪我」「覚悟」と「意外な不安」
最後の松坂世代にして、ダイエー時代を知る唯一の現役選手だった。
昨5日、ソフトバンクの和田毅(43)が今季限りの引退を表明。昨季は20試合に先発してチーム2位の8勝(6敗)を挙げたものの、今季はケガが相次ぎ、わずか8試合の登板にとどまった。シーズン終盤は短期決戦に向け、リリーフに回りながら、練習で故障。CSと日本シリーズは不在だった。
和田の去就に関しては4日、スポーツ各紙が「球団が評価」「現役続行が濃厚」などと報じたばかり。和田が球団のオファーを断り、引退を決断したとみるのが自然だろう。
この日の引退会見で「ある程度(気持ちが)固まってきたのは7月過ぎくらい。最後の方は体がボロボロになっているなと感じた」と語った和田。そんなベテランは今年春のキャンプで、本紙記者に年齢やケガについて語っていた。
「僕もトシなんで。しっかり準備をして走っても、簡単に肉離れをするんです。疲れも取れにくい」
そして、意外にも球速への不安を口にした。