「実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO」佐藤守著

公開日: 更新日:

 UFOといえば、オカルトやSFの類いとしか感じていない人も多いことだろう。しかしその目撃情報が、百戦錬磨の航空自衛隊員によるものだとしたら……。

 佐藤守著「実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO」は、航空自衛隊の最高官位である空将を務めた元パイロットによるルポ。多くの航空自衛隊員が体験している、UFOとの遭遇の詳細が明らかにされている。

 例えば1975年、宮崎県の新田原基地に所属するF-104パイロットが、ホット・スクランブル(実任務)を終了して基地に帰還中の午後7時30分ごろ、鹿児島方面から四国方面に飛行する光を目撃したという。しかし、それは当時の全日空が導入していたトライスター機の航法灯に似た白色の光だったため、最初はさほど気にしていなかった。

 ところが、いつまで経っても光が消えない。それどころか、高度3万フィートまで急上昇しても同じようについてきた。そして、地上のレーダーサイトに「ストレンジャー(正体不明機)がいる」と報告しても、「レーダーにはなにも映っていない」との応答。本来レーダーは、渡り鳥でも気象観測用のバルーンでも何でも捉える性能を持つ。しかし、レーダーに映らない飛行物体を目視した体験を持つパイロットは、数多くいる。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育