「去年の夏、ぼくが学んだこと」片岡義男著

公開日: 更新日:

 雑誌にインタビュー記事などを書いている〈僕〉は、仕事先の編集者に見合いをもちかけられる。編集部で仕事をしている三村恭子が田舎に帰るのを引き留めたいというのだ。互いに結婚する気はないが、恭子は〈僕〉の自宅の別棟に住むことになる。

〈僕〉は飲み屋のママである美和子とも焼きぎんなんを口移しで食べさせてもらうような付き合いをしているが、その美和子が店を人に任せるという。父が京都の大学で教えることになったため、〈僕〉が別棟に戻り恭子と美和子が母屋で共同生活することに。そんな中、〈僕〉に小説を書いてみないかという話が……。

 60年代の青春を描いた書き下ろし長編小説。

(東京書籍 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出