「コネ持ち父さんコネなし父さん」川下和彦著
大富豪の息子のように〈先天的なコネ〉を持っていない人は、〈後天的なコネ〉を開拓すればいいのだ。
そのためには「わらしべ長者」にならって、わらのように細くても、まずきっかけになるコネクションを掴むことが大切。そして、「つながること」自体を目的にするのでなく「目的を持ってつながること」。編集者の千葉氏がコネクションを求めるのは「仕事上のライバルと切磋琢磨するため」だから、求めるのは「同業の編集者」であり、著者の目的は「自分一人では歯が立たない課題を解決するため」だから、「自分にはない能力を持った人」を求める、といった具合。
具体的なステップの説明も付いた、人脈のつくり方のノウハウ本。(ディスカヴァー・トゥエンティワン 1500円+税)