「疲れない脳をつくる生活習慣」石川善樹著
人間が1日に行える“意思決定”の量は限られており、「LINEにどんなスタンプを押そうか……」などと思考を無駄遣いすれば、脳はどんどん疲労する。1日の意思決定量を使い果たせば、あとはボンヤリと過ごすしかない。
そこで提案したいのが、脳の疲労を最小限に抑える生活の工夫だ。朝食では、脳に栄養を与える炭水化物をしっかりと取ること。日中は脳の疲労を抑えるセロトニンの分泌を促すため、深い呼吸をすることを心がける。鼻から5秒かけて息を吸い、口から10~15秒かけて吐く深呼吸を2~3分行うのがおすすめだ。肩こりや腰痛はイライラを誘発して脳疲労の原因にもなるため、肩回しや背伸びなども習慣づけるとよい。
少しの工夫で、仕事のパフォーマンスも驚くほどアップするはずだ。(プレジデント社 1100円+税)