「『酵素』が免疫力を上げる!」鶴見隆史著
タンパク質や脂質、ビタミンなどと肩を並べる栄養成分として注目を集めているのが「酵素」。タンパク質などを体の“素材”に例えるならば、酵素は素材を使いやすく小分けにしたり、体の各器官に運搬する役割を担う。つまり、どんなに栄養を取っても、酵素がなければ効率よく使われず、体の機能が維持できないというわけだ。
酵素はもともと体内に存在するが、その量には限りがある。そのため、食事によって補給してやることが必要だ。酵素は野菜や果物に豊富だが、48度以上に加熱すると死んでしまうので、生で食べることが重要。すりおろすことで細胞膜が壊れて摂取量もアップするため、おろし金ですってドレッシングにしたり、ミキサーでジュースにして飲むのがお勧めだ。(永岡書店 552円+税)