「自律神経を整えてストレスをなくすオキシトシン健康法」高橋徳著
近年、医学や脳科学の分野で「オキシトシン」が注目されている。脳の視床下部から分泌されるホルモンで、誰かを思いやったり、やさしくしたりすることで分泌されることから「幸せホルモン」とも呼ばれている。
また、オキシトシンは幸せな気分を高めるセロトニンやヤル気を促すドーパミンの分泌にも関わっているうえ、ストレスホルモンの分泌を抑制したり、痛みをやわらげるエンドルフィンの分泌も促す。そうした相乗効果によって、ストレスを抑え、自律神経を調整し、血糖値や血圧をコントロールし、肩こりや腰痛を改善させるなど、さまざまな健康効果が期待できるという。
オキシトシンを分泌させるには、「お腹がすいたら好きなものを食べる」「目を見ながらコミュニケーションをとる」「2人以上でランチに行く」「あいさつを欠かさない」「誰かを応援する」といった行動を習慣にすると良い。好きな音楽を聴いたり、朝に30分散歩することでも、分泌されやすくなる。(アスコム 1200円+税)