6作家競作「決戦!新選組」第1弾 葉室麟氏が語る沖田総司
来週月曜から、6人の作家陣が新選組の隊士群像を、それぞれ異なる主人公で描く、1カ月読み切りの短編小説連載が、いよいよ日刊ゲンダイでスタートする。
幕末期、幕府は徳川家茂上洛を警護する「浪士組」を募集、200人あまりの浪士たちが京都にやってくる。しかし、浪士組を献策した清河八郎は朝廷から尊王攘夷のお墨付きをもらって江戸に引き返そうとする。それに反発した浪士組のうち近藤勇ら24人が清河と袂を分かち、やがて歴史に残る数々の事件を起こす――。
日刊ゲンダイ連載では、新選組が誕生した京都、会津、函館へと舞台を移しながら、6人の作家がそれぞれの事件とそこに関わった人物を描いていく。
この「決戦!新選組」は、シリーズ累計10万部に届く人気アンソロジー小説「決戦!シリーズ」(講談社)の7作目。これまで「川中島」「関ヶ原」などが刊行されているが、幕末が描かれるのは今回が初めてだ。
第1弾は葉室麟氏による「鬼火」で、沖田総司が主人公。12月以降も沖田に続き、己の信念を貫いて真っすぐに生きた新選組の面々が、続々と紙面に登場する。