6作家競作「決戦!新選組」第1弾 葉室麟氏が語る沖田総司
6作家のプロフィール
■11月 葉室麟 芹沢鴨暗殺
一番隊隊長 沖田総司
最大の障壁、芹沢鴨を殺らない限り、新選組は始まらない――。沖田総司に課せられた試練。天才剣士と最強剣士の魂の交歓を哀切に描く。
▼はむろ・りん 1951年、福岡県生まれ。07年「銀漢の賦」で松本清張賞、12年「蜩ノ記」で直木賞受賞。著書に「津軽双花」、日刊ゲンダイで連載した「おもかげ橋」など多数。
■12月 門井慶喜 池田屋事件
新選組局長 近藤勇
新選組の名が一夜で京都中に轟く。たった4人で浪士集団に切り込んだ近藤勇の恍惚と不安。新選組局長の知られざる心中を活写。
▼かどい・よしのぶ 1971年、群馬県生まれ。03年「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。著書に「家康、江戸を建てる」「ゆけ、おりょう」など。
■1月 小松エメル 油小路の決闘
八番隊隊長 藤堂平助
新選組を離脱し、御陵衛士として近藤らと袂を分かった藤堂平助。決死の覚悟で挑む「新選組VS新選組」の死闘を、注目の女性作家が描く。