心が萎えたとき読む本特集

公開日: 更新日:

「敏感すぎる自分を好きになれる本」長沼睦雄著

 アメリカの心理学者アーロン博士が提唱した「HSP(Highly Sensitive Person=非常に敏感な人々)」。周りの人が気にしないようなささいなことにも敏感に反応してしまう特徴を持つ人のことを指し、性格ではなく気質であり、後天性ではなく生まれつきのものだと定義している。

 HSPの人は感受性が豊かである一方、日常生活に生きづらさを感じることも多い。そこで、“困ったこと”への対処法を知り、HSPと上手に付き合う工夫が必要だ。

 小さなミスに動転して自分を全否定し、気持ちを立て直すのに丸一日もかかってしまうような場合は、「あれは自分だけが悪いのではない」「時間があればミスはしなかった」など、自己弁護を行うといい。そして、「あのミス以外はうまくやった」と、自分を褒めるのだ。実はこれ、HSPではない人は日常の中で無意識に行っている思考法だという。

 タイトルの「敏感すぎる自分」という言葉にピンときたら、ぜひ本書を手に取ってみて欲しい。
(青春出版社 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    大谷も仰天!佐々木朗希が電撃結婚!目撃されたモデル風美女に《マジか》《ビックリ》

  4. 4

    井上中日が「脱立浪」で目指す強打変貌大作戦…早くもチームに変化、選手もノビノビ

  5. 5

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  2. 7

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  3. 8

    “透け写真集”バカ売れ後藤真希のマイルドヤンキーぶり…娘・希空デビューの辻希美とともに強い地元愛

  4. 9

    爆笑問題・太田光のフジテレビ番組「休止の真相」判明 堀江貴文氏“フジ報復説”の読みハズれる

  5. 10

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ