連載<20> 俺なんかに騙される方が悪い
「同業他社でも、記者同士でなければ別に問題はない。西條から結婚の報告をされた際も、俺は旦那と話し合えと伝えた。私が異動しますと話したのは西條だ」
伊場が翔馬に言う。
「俺が記者をやめれば、由貴子を戻してくれるんですか」翔馬は強い視線でそう問い質した。
「西條は…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,306文字/全文1,446文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】