「長崎駅殺人事件」西村京太郎著

公開日: 更新日:

 十津川らは、来日する元スコットランド・ヤードの警部で人気作家のヘイズ夫妻の警護を担当することに。警視庁にWRPの日本支部を名乗る脅迫状が届いたのだ。しかし、WRPはヘイズの作品に登場する架空の犯罪組織だった。インターポールに照会してもWRPの存在は確認できなかった。数日後、ヘイズは事態を危惧したスコットランド・ヤードから派遣されたケンドリックス刑事を伴って予定通り来日する。ヘイズの目的は新作のための長崎取材だった。十津川らもヘイズとともに寝台特急「さくら」に乗車して長崎に向かう。その車中で、ヘイズの妻・信子がWRPによって誘拐されてしまう。

 十津川が粘り強い捜査で驚愕の真相にたどり着く人気傑作ミステリー。

(講談社 660円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動