「いちばん探しの世界旅」吉田友和著
初の海外旅行での世界一周後も海外への旅を重ね、90カ国以上を巡ってきた著者の旅エッセー。自分にとって「○○がいちばんな国」をつづる。
例えば「世界でいちばん美味しい国」の章ではタイについて語る。世界一周のとき、日本を出て最初に降り立ったのがタイだった。そして今では一番訪問回数が多く、食事が美味しくなければきっとここまで頻繁には通わなかっただろうと言う。タイの屋台料理を代表するタイラーメンや、一番お気に入りのメニューのガパオライスなどを例に、その魅力について語る。
その他、15年以上前の初訪問時に出くわした衝撃の光景、その後の変貌ぶりから「世界でいちばん驚く国」中国をはじめ、「世界でいちばん真面目な国」ドイツなど25カ国の旅を振り返る。
(産業編集センター 1210円)