「『乗り鉄』教授のとことん鉄道旅」宮村一夫著
2016年9月、札幌で学会があった時、参加していた外国人がラベンダー畑に行くという。この季節にはラベンダーは咲いていないが、予定を変更し同行することに。JR北海道富良野線の観光列車ノロッコ号に乗った。「トロッコ」ではなく、見どころにさしかかると徐行運転でのろのろ走る列車、なのだ。ラベンダー畑駅に着くと外国人客は農園に向かう。後で調べたらハウスでラベンダーを見られるらしい。(「ノロッコ号、ラベンダー畑を走る」)
他に、ほろ酔い気分で富士山を眺められるお座敷列車やビール列車を運行している富士市の岳南電車、宍道湖を眺めながら出雲大社まで行ける出雲市の一畑電車など、地方色豊かなローカル線情報満載。
(潮出版社 1650円)