「全裸刑事 チャーリー」七尾与史著

公開日: 更新日:

「全裸刑事 チャーリー」七尾与史著

 日本でも全裸生活を認めるヌーディスト法が施行され1年が経った。当然、公然わいせつ罪も廃止されたが、全裸と非全裸の共存は困難で各地でさまざまな問題が持ち上がっている。

 警視庁の刑事、チャーリーこと茶理は、法律の施行翌日から全裸で出勤してきた全国初の全裸刑事。以前の茶理はトレンチコートが似合う辣腕刑事だった。しかし、今では「服なんてものは虚飾だ。そんなもの着ているから物事の本質を見失うんだ」と殺人現場でも股間を屹立(きつりつ)させて捜査を指揮する。

 部下の七尾は目のやり場に困り、捜査に集中できない。そんな中、刑事部長に呼び出された七尾は、茶理を説得してスーツを着せるよう命じられる。

 辣腕刑事とその部下が全裸がらみの事件を解決するユーモア警察小説。

(宝島社 770円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭