青春映画の巨匠・恩地日出夫監督は“遺作パート2”準備中

公開日: 更新日:

 つまり、まだまだ映画を撮る気力は十分ということだ。

「自分の中では遺作のパート2の構想は出来上がってて、原作者に連絡を取ったら、“映画になるのは夢です”って返事もいただいた。ただ、まだ内容を話す段階じゃなく、パート2を作るかどうかも含め、近いうちに結論を出したいね」

 映画製作は当たれば大儲け、コケれば多大な負債を背負う、ある種のバクチだ。

「そう、映画を作るってことは、リスクを負うってことなんだ。その点、オレが昔いた東宝は見事に絶対に儲かるとわかってる映画しかやらなかった、ハハハ。あと、今はフジテレビみたいに自局のヒットドラマを映画化し、カネ儲けに走るテレビ局もある。しかし、オレたちは文化をつくってるわけで、儲からないものはつくらないって人間ばかりじゃ、文化を創造できっこない。カネ儲けだけを目的にした作品には、まったく興味がないよ」

 ついでにいえば、「最近は他の人が作った映画はほとんど見ない。若いヤツの作品から学ぶことはない」とか。

■「特定秘密保護法、あれが成立して以来、危険なにおいを感じる。」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差