俳優・新田純一が感謝するコロッケの「4時間モノマネ特訓」
演じきった新田にコロッケがかけた言葉は「これで終わっちゃダメ」だった。翌日、2人は渋谷のカラオケボックスで次にやるモノマネの曲選びと特訓をやった。
「コロッケさんがどんどん入れていく。ボクがワンフレーズ歌って、これは違うなと思ったら止めて次の曲にいく。その繰り返しを何百曲とやって行き着いたのが徳永英明さんの『壊れかけのRadio』。鼻で歌うようにとアドバイスされたんですが、そうしたら本当に徳永さんぽくなったので、プロは目の付けどころが違うと感心しました」
店を出ると、外は真っ暗。入ってから4時間経っていた。その間ずっと練習していたのだ。その甲斐あって本番では優秀賞をもらった。ディレクターからも気に入られ、準レギュラーとして起用されるようになった。
「次は松崎しげるさんの『愛のメモリー』を選んだのですが、歌い終わってもなぜかまだ曲は続いている。そして、松崎さん本人が登場して納得でした。ああいうのは絶対ヤラセだと思っていたんです。松崎さんとは古くからの知り合いですが、出演の話はまったく聞かされていなかった」