俳優・新田純一が感謝するコロッケの「4時間モノマネ特訓」
「モノマネやらない? って、唐突に言われたんです。ボクにはできないですよと躊躇(ちゅうちょ)していると、“じゃあ、とりあえずマッチやればいいじゃん”と。エーッと絶句しているボクに“似ていると言われてきたんだから、やるのラクでしょ”と追い打ち。とうとう引き受けさせられる羽目に……」
ヒョウ柄のロングコートを羽織り、ロン毛のカツラをつけて「ミッドナイト・シャッフル」を歌った。
「自分で言うのもなんですけど、見た目も声もソックリ。マッチに似ていると言われるのが苦痛だったこともすっかり忘れて晴れ晴れとした気持ちになっていました」
出会いはアイドル時代。まだコロッケが売れっ子になる前の話だ。
「六本木でコロッケという店をやられていたんです。最初は知り合いに連れていかれ、そのうちひとりでも顔を出すようになった。するといろいろサービスしてくれて。バンドの仲間を連れていった時はヘネシーのボトルをタダでつぎ足して満タンにしてボクを男にしてくれたり、細かいところまで気がつく人なんです」