ジブリ鈴木敏夫氏 製作部門解体発言は「彼一流の“戦略”」か

公開日: 更新日:

「製作部門を解体しようかと」

 スタジオジブリの代表取締役で映画プロデューサーの鈴木敏夫氏(65)が、3日放送の「情熱大陸」(TBS系)で放ったひと言が波紋を広げている。鈴木氏といえば、引退した宮崎駿監督と二人三脚でジブリを支えてきた“大番頭”だ。

 それに以前から、現在公開中の「思い出のマーニー」を最後にジブリは解散なんて噂がくすぶっていただけに、穏やかではない。

 ジブリは「アニメから撤退すると発言したわけではない。今後の対応は未定」(広報担当者)としているが、「鈴木プロデューサー一流の“戦略”じゃないか」という、うがった見方もある。

「前作の『かぐや姫の物語』の興行収入も、製作費の51億円に届かなかった。最新作の『思い出のマーニー』も先月19日に公開されてから、興収の伸びが思ったほどよくない。『マーニーが最後のジブリ作品かも』と思えば、観客だって劇場に足を運ぼうという気になるでしょう。鈴木氏の爆弾発言は集客効果を狙ったものではないか、と見る向きもあります」(映画会社関係者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造