スピードワゴン小沢一敬は「女の子と二人じゃ酒飲めない」
僕はもともと酔って暴れるとか、泣くとかしないタイプ。くだをまいたりすることもない。芸人とか仲間と楽しく飲むのが好きなんです。後輩芸人と飲みに行っても、3~4杯で酔ってしまう。で、みんなの楽しそうな声を聞きながら、ウトウト眠るのが好き。だから、後輩には「小沢さん、お金だけ払いに来てくれたのか?」と思われてます。
■相方の井戸田は泣きながら熱く語るタイプ
実は僕、女の子とふたりではお酒飲めないんです。デートで何度か試したけど、女の子と飲むと会話がもたない。すぐ話が途切れちゃう。だから酒の席でデートする時は本を2冊持っていき、女の子に1冊渡すんです。僕、本が好きだから、ふたりしてそれぞれの本を読んでるっていうデートになる(笑い)。
そんな僕と違って相方の(井戸田)潤は酒好きだし、酔うと感情を表に出すタイプ。彼はすごいですよ。事務所の芸人30人くらい集まる忘年会では、だいたいコンビって離れて座っていろんな人と話してるものですけど、酔うと毎年、横に来て「これからも漫才やろうな!」と熱く語る。「俺は漫才が好きなんだよ~」と泣きながら力説したり、「漫才、最高!」と叫んだり。僕は“困ったな……”と思いつつも酔っているから、「そうだね、やろうね」ともらい泣きしながらこたえて。これが忘年会の恒例のやりとりになってしまい、後輩からは「また始まった、スピードワゴンの泣き上戸。これ見なきゃ年が明けないな」と思われてます。