あいざき進也が明かす…アイドルからボーヤに転落した壮絶
寺内さんがライトを浴びて歌っている場所から数メートル離れたスピーカーの後ろで待機しているんですが、すごく遠くに感じた。「もう一度、スポットライトが当たる場所で歌いたい!」という思いだけが心の支えでした。6年アイドルをやった後に一から修業した歌手はいないかもしれません。想像を絶するものがありましたよ。地獄の日々といったら大げさですけど。
1年後、ボーヤを卒業することになり、寺内さんが言ってくれた言葉が「よく頑張った。これからいろんなことが起きても、ここでのつらいことを思い出せば屁でもないぞ。継続は力なり!」。
その先はライブハウスで活動したり、飲食店で生計を立てたり、お金に困った時代が続きました。でも、コツコツやり続けたら、昭和ブームだからか仕事が入るようになり、ここ数年は「同窓会コンサート」で同年代の歌手仲間と全国を回っています。
まさに継続は力なり。寺内さんのところでの経験がなかったら、途中でくじけて、もう歌ってなかったかもしれませんね(笑い)。
(聞き手=松野大介)