「SMAP」と「嵐」も離別危機!? ジャニーズ分裂の“Xデー”
しかし、インタビューでメリー氏は派閥など存在しないと一蹴。「うちの事務所に派閥があるなら、それは私の管理不足です。事実なら許せない」と話すや、その場に飯島氏を電話で呼びつけて、「対立するならSMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう」と言い放ち、次期社長は娘のジュリー氏であると明言。その上で飯島氏がジュリー氏と対立するなら「私に刃を突きつけているのと同じ」とまで言い切っている。
メリー氏の言葉の前に飯島氏は黙るだけ。派閥と後継者問題については結論が出た形だが、ジャニーズ帝国は決して盤石ではない。
■ジャニー喜多川社長がメディアに頻出する理由
実は年明けからジャニー喜多川社長が積極的にメディアに登場して話題になっている。元日には演出家の蜷川幸雄氏のラジオ番組にゲスト出演。また、21日の朝日新聞のインタビューにも登場し、舞台制作の秘訣や制作理念などについて積極的に語っている。なぜか。
「いつまで元気に動けるかという差し迫った年齢的な問題がある。ジャニーさんは83歳。姉のメリーさんはステーキを頬張るほど意気軒高ですが、80代半ばという年齢を考慮すれば健康面の不安は拭えない。ジュリー氏へ禅譲する下地は着々と整えていて、過去に文春で報じられたメリーさんと大地真央や黒木瞳との会食は、宝塚の有力OGである彼女たちとジャニーズの良好な関係構築のための一種の“外交”。単なる食事会ではない。その場に同席しているのはもちろん後継者のジュリー氏です。しかし、飯島女史にはSMAPを国民的スターに育て上げ、20年近く事務所の屋台骨を支えてきたという強烈な自負がある。メリーさんの目の黒いうちは不可能ですが、もしもの時が来たらSMAPを連れて独立する可能性は十分にある。ジャニーズは分裂という時限爆弾を抱え込んでいる」(芸能関係者)
芸能界で隆盛を極めるジャニーズ。関連会社は10社以上。グループ全体の申告所得は100億円を超えるといわれる。しかし、姉弟一代で築いたアイドル帝国は「肉親の論理」が最優先。決して一枚岩ではない。