実写映画大コケ続き 東映が大作「海難1890」で臨む“背水の陣”
映画ジャーナリストの大高宏雄氏が言う。
「ここ数作品の東映の実写版はお世辞にも満足のいく結果とは言い難い。『海難――』は感動的な娯楽大作として日本人の心に響く物語であり、是が非でも成功させたいところ。同社にとって背水の陣といえるでしょう」
この日の会見では、「『海難1890』を成功させる会」最高顧問だという安倍晋三首相からのビデオメッセージも流された。「トルコのエルドリアン大統領と交友がある安倍首相に東映側からアプローチした」(映画関係者)そうで、大きなスクリーンには、「この2つの出来事は現在の両国の信頼関係の礎です」などと意気揚々と話す首相の表情が……。
安保法制問題で内閣支持率の下落が激しい中、“応援団長”が足を引っ張る事態にならなきゃいいケド。