興行収入予想60億円も…キムタク「HERO」は雑音消えず
夏休みで映画界がヒートアップしているが、話題作「HERO」が前作を下回り、主演・木村拓哉(42)にとっては厳しい夏になりそうだ。
「HERO」は18日に公開され、3日間で興収10億6000万円を記録した。最終的な興収では60億円が射程圏で、「大健闘といっていい」(マスコミ関係者)そうだ。
しかし、手放しで喜ぶことはできない。07年に公開された前作「HERO」は82億円を記録。それより20億円も下回るばかりか、今回は異例ともいえる大宣伝を展開した。
テレビ局の自社製作映画といえば、連ドラなど過去の番組の再放送、情報番組、バラエティーでの宣伝は今や当たり前。しかし、それにとどまらず、製作のフジテレビが公開初日に「土曜プレミアム」枠でスペシャル番組を編成し、「HERO公開記念!! 豪華キャスト総出演 生放送!伝説・秘話を語る緊急2時間SP!!」まで放送。さすがに「やりすぎだ」と批判の声が。
放送ジャーナリストの小田桐誠氏は「宣伝のために2時間番組までやるなんて普通では考えられない。非常識」と語る。