ピース綾部主演の昼ドラ「別れたら好きな人」の意外な評判
制作発表の段階から話題を振りまいていたドラマ「別れたら好きな人」(月曜~金曜13時25分、フジテレビ系)。その理由は、長年コンビを組んできた相方・又吉直樹(35)のおかげで“直木賞特需”の恩恵にあずかっている男――お笑いコンビ「ピース」の綾部祐二(37)が主演の座までゲットしたからに他ならない。
ま、東海テレビ、泉放送制作とともに所属事務所の吉本興業が制作に名を連ねるだけあって、そこはフリーダム。過密スケジュールの又吉とバランスを取るため、撮影日程が過酷な昼ドラの主演に綾部をキャスティングすることで少しでも“中和”を図ろうという事務所の思惑は、想像に難くないのである。
そして、今週9月28日から放送が始まったのだが、「同枠の昼ドラ『シンデレラデート』(14年)で際立った大根ぶりを披露した陣内智則とは異なり、綾部はコントで鳴らしてきただけあって間違っても演技派ではないが、こなれた芝居をしています」(コラムニストの桧山珠美氏)。
白石美帆(37)演じる元妻が投資ファンドから出向してきて突然、上司となり、仕事もプライベートも“ゴッタ煮”で繰り広げる往年のラブコメディー調。90年代のトレンディードラマによくあった、酒場をたまり場にする設定もどこか懐かしい。