嵐・二宮はともかく…ジャニーズだらけだったフジの凋落
V6の岡田准一のように幅広いジャンルの映画で活躍してほしい逸材だ。
彼らのようにジャニーズには役者の才能があるアイドル(そう呼ぶには無理がある年齢だが)もいる。それにしてもうんざりだったのは、「坊っちゃん」を放送した3日のフジテレビ。なんとほぼ終日ジャニーズの番組ばかり!
朝9時から大野智と二宮和也の再放送ドラマを5時間半やり、夕方4時台から「コレカツ嵐」「VS嵐」、夜9時から前出の二宮の「坊っちゃん」、とどめに深夜は「堂本兄弟SP」と、ジャニーズ(しかも嵐が多い!)が出ずっぱり。「ジャニーズ専門チャンネルか」とガク然とした。
「紅白」には7組も出ていたし、どこの局もジャニーズ大好きに見えるが、かつてのバラエティーの王・フジも落ちぶれたものだ。これは、ただ人気アイドルに丸投げしてるだけと楽観できない事態かも。今や報道では政権批判がやりにくい空気のようだし、どうやら今年のテレビは強い力に従う時代に突入か?
各局はバラエティーもドラマもジャニーズ一色にしないでほしい。
(作家・松野大介)