嵐・二宮はともかく…ジャニーズだらけだったフジの凋落

公開日: 更新日:

 V6の岡田准一のように幅広いジャンルの映画で活躍してほしい逸材だ。

 彼らのようにジャニーズには役者の才能があるアイドル(そう呼ぶには無理がある年齢だが)もいる。それにしてもうんざりだったのは、「坊っちゃん」を放送した3日のフジテレビ。なんとほぼ終日ジャニーズの番組ばかり!

 朝9時から大野智二宮和也の再放送ドラマを5時間半やり、夕方4時台から「コレカツ嵐」「VS嵐」、夜9時から前出の二宮の「坊っちゃん」、とどめに深夜は「堂本兄弟SP」と、ジャニーズ(しかも嵐が多い!)が出ずっぱり。「ジャニーズ専門チャンネルか」とガク然とした。

「紅白」には7組も出ていたし、どこの局もジャニーズ大好きに見えるが、かつてのバラエティーの王・フジも落ちぶれたものだ。これは、ただ人気アイドルに丸投げしてるだけと楽観できない事態かも。今や報道では政権批判がやりにくい空気のようだし、どうやら今年のテレビは強い力に従う時代に突入か?

 各局はバラエティーもドラマもジャニーズ一色にしないでほしい。
(作家・松野大介)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動