G・ルーカスが酷評「スター・ウォーズ」絶好調のカラクリ
映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の北米興行収入が8億ドルを突破。世界興行収入は18億ドルに達し、歴代3位となっている。
全権利をディズニーに売却し、本作から現場を離れて見守る形になったシリーズ生みの親ジョージ・ルーカスもさぞ満足かと思いきや、意外にもそうではなかった。米CBSの報道番組のインタビューに答える形で、この新作と配給会社ディズニーへの不満をぶちまけて話題になった。ルーカスは自分が手掛けた脚本案をディズニー側に却下されたと暴露。これまで同様、革新的なモノを作りたかったルーカスの意向を無視して「懐古趣味の映画を作ろうとしていた」ことで決裂、プロジェクトから去ることを決めたのだという。
「さもありなんです。ルーカスは不十分な製作費を創意工夫でカバーして映画革命的な1作目を作った生粋のクリエーター。新3部作でも周囲の批判をもろともせず、当時最新鋭のCGなどデジタル技術を採用、アナログな旧3部作のイメージを一新しました。そんな彼が、オリジナルの焼き直しとの批判が根強い最新作を気に入らないのは理解できます」(映画批評家の前田有一氏)