G・ルーカスが酷評「スター・ウォーズ」絶好調のカラクリ
もともと市場調査を重視することで知られるディズニー側は、各種イベントでマニアをスカウトして入社させ、ファン対応の業務を任せるなど“SWフリーク”の研究に余念がなかった。彼らの機嫌を損なわないよう、通常なら上映前後に流れるディズニー映画のシンボル、お城のマークまでとりやめたほどだ。
「ルーカスと違ってディズニー側は、今回は余計な冒険は不要と判断したのでしょう。実際に過去作を切り張りしたような脚本やキャラも、観客や批評家の多くはオマージュなどと言って、もてはやしている。商売的にもマーケティングの勝利と言えるでしょうが、しかし中身はルーカスが揶揄した懐古趣味そのものと言われても仕方がない」(前出の前田氏)
日本市場でも興収90億円突破と絶好調だが、いくらファンに媚びても生みの親だけはコントロールできなかったようだ。