初ドラマ化「沈まぬ太陽」 上川隆也は渡辺謙を超えるか
今回のWOWOW版は同局開局25周年イヤーを記念した作品。来月8日22時~の初回(無料放送)を含め、全20話にわたって描く。タンザニアやドバイでの海外ロケも行う大プロジェクトで、その制作費は「ドラマW枠で最大規模」(関係者)という力の入れようだ。
初回から空港や飛行機、整備場のシーンが出てくるが、「撮影は神戸空港。いずれの航空会社にも協力を仰がず、WOWOW独自に制作しています」(前出の関係者)。
主人公とライバル関係になる行天四郎役の渡部篤郎(47)をはじめ、妻役の夏川結衣(47)、檀れい(44)、國村隼(60)らが脇を固めるなど重厚感たっぷり。
映画版は渡辺謙自ら山崎氏に手紙を書いて主演を熱望。製作費17億円を投じて3時間22分の堂々たる大作に仕上がった。ドラマ版はまた違ったアプローチで、権力や組織の暗部に迫った不屈の作家の世界観がその“申し子”によって描かれそうだ。