低視聴率の原因か 江口洋介“あんちゃん”キャラの大誤算
実はこのキャラクターを江口が演じることになったのには理由があった。
「主演の尾野は民放初主演となった『極楽がんぼ』で平均9.9%と、フジテレビ月9ドラマにおける当時の最低視聴率記録を作ってしまったように、演技派ではあるが数字は期待できない。そこで江口に視聴率を担うという役割が回ってきた。今回、江口のキャラを“あんちゃん”にわざわざ寄せたのは、視聴率30%超えを連発した『ひとつ屋根の下』を意識してのことでしょう」(テレビ関係者)
ところが、そのもくろみは失敗してしまった。
「そもそも江口の持ち味は『救命病棟24時』や『白い巨塔』のようなシリアスな芝居です。しかし、コミカルな役柄を演じると、どうしても演技が単調になり、下手に見えてしまう。今回のドラマ自体は社会派で内容もシリアス。その中で底抜けに明るい役柄を演じるのは非常に難しい。残念ですが、江口には荷が重かったということでしょう」(芸能ライター)
深夜の密会が女性誌にスクープされた篠原涼子(42)と共演した昨冬ドラマ「オトナ女子」でコケて、今回また低視聴率で終われば、さすがの江口も「過去の人」と呼ばれかねない正念場にある。