布袋、江角、GACKTも…芸能人をカモにした投資詐欺の手口
■華麗な人脈で信じ込ませる
いかにも詐欺っぽいのに、なぜGACKTや布袋が騙されてしまったのか、不思議だ。
「内情は自転車操業でしたが、松井容疑者は南麻布にオフィスを構え、家賃50万円は下らない世田谷区の高級マンションに住み、赤いフェラーリなどの高級外車を複数所有し、羽振りの良さをアピールしていた。フェラーリオーナーの集まりに顔を出すなどして会社役員や医師などセレブ人脈を広げ、その中にGACKTなどの芸能人がいたというわけです。華麗な人脈で投資家を安心させ、時には個人投資家をフェラーリに乗せ、言葉巧みに勧誘することもあった。松井容疑者は元証券マンのプロですから、ウソ八百の投資家向けの報告書も運用データをグラフにするなど、本格的なものを送っていました」(関係者)
もっとも、自転車操業が長く続くわけもない。配当は昨年2月に完全に止まっていた。
ク社はその翌月に、関東財務局から「出資金を流用している」などと警告を受け、松井容疑者は先月25日までに詐欺と金融商品取引法違反の疑いであえなく御用に……おいしい話は疑ってかかるべし、だ。