コスプレでも「断らない」 遠藤憲一が貫く俳優の仕事観
中高年男の鑑ではないか。こわもてのイメージから一転、CMなどでコミカルな役柄が増えている俳優の遠藤憲一(55)が4日、都内でのイベント会場でその胸中を語った。イベントが「コミュニケーション・ロボット 週刊 鉄腕アトムを作ろう!」だったからか、頭頂部がはげあがったカツラと団子鼻の「お茶の水博士」コスプレで登場してこう言った。
「最近、何でもやると思われているんです。何だか、芸人さんよりも芸人さんみたいになっちゃって……。今年で56歳なんだけど、年齢とともにそういう役が増えていって、こんなイメージじゃなかったんですけどね」
自虐ネタで笑いを誘いつつ、こんな仕事観を語った。
「CMとかで(俳優とは)また違う、独特な世界なことに挑戦するのは、仕事にメリハリが利いていいです。どんな仕事でも、命にさえかかわりなければ、何が来ても断らない。これからも恥ずかしがらず、いろんなことに挑戦していきたい」
自らのコスプレ姿を指して、「やっぱり、こういうのが好きなんですよ」と遠藤。
仕事に選り好みせず、受け入れて、前向きに楽しんでしまう。「置かれた場所で咲く」この姿勢、中高年サラリーマンには、大いに参考になりそうだ。