大卒サラリーマンの初任給が3万円の時代に月給300万円
1960年代のグループサウンズ(GS)全盛期、「正統派」と称され人気を博したのが「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」だ。不朽の名曲「ブルー・シャトウ」の発売から50年。6月3日には東京・浅草公会堂で50周年特別企画のステージが開催。ギター・ボーカルを務める三原綱木に今回のステージをプロデュースした元フォーリーブスの江木俊夫が迫る異色の対談。
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江木俊夫(以下、江木) 振り返れば古い付き合いですよね。僕らフォーリーブスのバックバンドをやってもらっていたのですから。それが今回は僕が綱木さんたちのバックで黒子をやる。不思議な縁を感じます。
三原綱木(以下、綱木) もう50年ぐらい前でしょう。ブルコメはプロのバンドマンの集まり。依頼があれば原則、やりました。フォーリーブスはジャニー(喜多川社長)さんに声をかけられたのがきっかけです。
江木 ジャニーズはTOKIOまで楽器をする者はいなかった。歌って踊るアイドルですから、バックで演奏する人が必要だった。それを後にGS界のトップに立つブルコメに目を付けたのだから、ジャニーさんは先見の明があった(笑い)。