元SMAP3人の活躍をガン無視…時代遅れジャニーズの行く末
「ジャニーさんの関心の大部分はご自分のプロデュースのこと。目下、来年1月の公演のことでいっぱいのはずです。それは今にはじまったことではないのですが、ネットの活用とか経営方針にはノータッチ。事務所を去った元メンバーのことを記者の前で語ることはありません。メリー喜多川副社長ももう90歳のご高齢ということもあって一線を退いている。SMAP解散騒動の引き金を引いてバッシングされた後遺症もあるのか、外部の人たちとの接触を絶っているという噂もあります」
■タレントのハングリー精神も低下
となると、メリー氏の娘で藤島ジュリー景子副社長(51)が年商1000億円ともいわれるジャニーズ帝国のかじ取りをしていることになる。近藤の新曲発表会のタイミングもジュリー副社長の判断だったのかも知れないが、発表会は担当記者だけを集めた旧態依然としたものだった。
「事務所がジュリー新体制に移行しているのは間違いないですが、現状として新機軸を打ち出せていない。いま問題になっているタレントの契約問題、報酬の問題もそう。報酬では、元SMAPチーフマネジャーの飯島さんがメンバーに代わって交渉してドンとアップさせて以降、『払い過ぎ』なんて業界内で言われるほどギャラが高騰している。赤坂に事務所を持つなど、もう十分に儲けたし、売り上げを税金に持っていかれるならタレントに還元しようということなんですが、それが原因でぬるま湯になり、タレントのハングリー精神が乏しい。『手越祐也はカネで駄目になった』との声もある。それが嵐以外はパッとしない今のジャニーズなんです」(前出の関係者)
ずうたいだけが大きくなり変化に対応できず滅亡した恐竜を想起させるジャニーズ事務所の現状。このまま「時代が変わった」ことに気が付かないふりを続けるのだろうか。