安室奈美恵アジア公演で感じた日本とは違う“ファン文化”
ネット上で「アジア公演限定チケットホルダー」がもらえるというので、配布場所に行ってみた。30分以上遅れて配布スタッフらしき人がやってきたが、配布中止と言ってみたり、スタッフらしき人が配布場所から移動したり右往左往。ツイッターや中国版LINE、ウィーチャットの深セン公演参加組グループによる情報のおかげで、記者もようやく入手。
■熱烈なファンが自腹でグッズ制作
日本からの参加者は「プレミアグッズがもらえてよかった」と喜んでいる人も多かった。他にも、QRコードを読み込みウィーチャットで友達になると「ツアーポスター」や「生花のバラ」がもらえるブースも。みな会場の入り口付近でコーナーを設置しているので、てっきり現地の興行主かスポンサー企業のサービスだと思っていたら、違っていたのである。
現地の事情に詳しい中国人ジャーナリストの周来友氏がこう言う。
「熱烈なファンが自腹で制作して、同志に配っています。自分たちがどれだけ熱烈なファンであるか、我がグループが一大勢力だと誇示するために作るのです。これは台湾からはやったカルチャーで、もらった人の中にはお礼に仮想通貨で募金をする人もいます」