森社長の乗っ取りか 軍団が告発した「たけし独立」の真相

関係は修復できないのか…（左から森社長、ビートたけし）／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　その上でオフィス北野は規模を縮小して森社長の下で出直しを図るというのだが、すでにオフィス北野からはラグビー元日本代表の松尾雄治氏（６４）に続いて、なべやかん（４７）、ビートきよし（６８）が退社。大黒柱であるたけしが去った今、もはや自前でメシが食えるタレントは五指に満たないだろう。

■森社長は反論？

　森社長といえば、北野映画のプロデューサーとして知られ、１９９７年にベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した「ＨＡＮＡ―ＢＩ」は森氏がタイトルをつけたといわれている。たけしと二人三脚で「世界の北野」をつくりだした側面は否定できない事実だが最後はカネで決裂――。今回の軍団の声明については一部メディアで「驚きを禁じ得ない」「内容に関してもきわめて不本意」とコメントしている。

　しかしながら、法的手段に訴えてもおかしくない状況ながら、そうしないのはたけしの情だけに、裏切り者のそしりは免れないだろう。