W杯は炎上の舞台 野村周平「なにこの試合」発言で袋叩きに
熱戦の続くサッカーワールドカップもまた、炎上の舞台となる。戦前の指揮官の交代劇、また代表メンバー選出時における混乱からすれば、むしろ炎上の場としてはおあつらえ向きとさえ言える。
6月24日のセネガル戦でミスをして先制点を献上したゴールキーパーの川島永嗣のウィキペディアは、その直後から「セネガルハンドボール部キーパー」「パンチングが趣味」などと書き換えられる騒ぎとなった。現在は書き換え(編集)ができないようになっているが、一時は100回以上も執拗に嫌みや当てこすりが書かれ、大荒れに荒れていた。
川島のミスに憤慨したファンは、これで留飲を下げようとしたのだろうが、どうにも締まらない。嫌みの内容が読む者をうならせるヒネリもブラックなユーモアもなく、取るに足らないレベルの低いものばかりだったのだ。これでは、何でもいいから騒ぎたいだけの「ネット弁慶」な連中が、川島のミスを奇貨として暴れたに過ぎないとしか受け取られまい。
ところが、その傍らでガチで炎上したケースもあった。
6月28日、日本代表は、同時刻に行われていたセネガル対コロンビア戦の結果を踏まえ、決勝トーナメントへ進むためにあえてポーランドに負けることを選んだ。消極的とも言えるこの選択に、かねてサッカー好きを公言していた俳優の野村周平は「なにこの試合」「まぁ仕方ないのか」とツイート。続けて、「最後のプレーに俺がかっこいいと思ったサッカーが無くて悔しかった」と投稿して一般ファンの怒りを買ってしまった。