小室哲哉が“お手本”を見せた「不倫会見」のごまかし方
今回、KEIKOの親族が「(小室の)話はほとんど嘘。サポートに疲れたというけど、介護らしいことは何もしていない。今のKEIKOは要介護でもない」と明かしている。小学4年の漢字ドリルのくだりも、5年以上も前の話だと報じられた。これらは、同情を集めた小室の会見内容をすべて打ち消すものだ。
言われてみれば、小室は会見時、メークをして登場していた。当時、会見場にいたマスコミの中にも、不倫否定に化粧をして出るのかという声もあった。ただ、「引退」の言葉をいち早く口にしたことで、不倫問題の追及はそれほど深くならず、なぜ引退なのかといった方向に論議の内容が変わっていったものだ。
実は、小室は昨夏あたりから周囲に引退を漏らしていたという。今はCDが売れない時代で、小室が経験した、出せばミリオンセラーということは考えられない。作曲活動をしても稼げる時代ではなく、引退を考えていたタイミングで不倫会見に臨み、引退を宣言することで不祥事を吹き飛ばした格好だった。
実際、「自発的な音楽活動は本日をもって退く」と宣言しただけで、以前から約束していた仕事は続けており、半年以上たっても完全引退したという話は聞こえてこない。
いま考えてみれば、うまい会見だった。そう、芸能人が不倫を報じられて会見するなら、言い訳をするより、より大きな話題を明らかにすれば、不倫問題はうやむやに終わることができるというわけだ。小室がこのまま逃げ切れればという条件付きだが……。