木村拓哉ラジオも終了…SMAP“完全消滅”の今後と5人の損得

公開日: 更新日:

 いまや、一般人も知っている芸能界の“悪しき慣習”。タレントが大手プロダクションから独立した場合、一定期間は活動を抑えなければならない。また、円満退社とならなかった場合は、元所属事務所の“圧力”や、テレビ局の“忖度”があって、画面に登場しにくい等々。

 3人は、独立してそろそろ1年になる。決して円満だったとは言えないまでも、契約期間満了を持っての独立なので、彼らがキー局の番組に出演できない理由はほぼなくなっている。解散騒動とその後の一連の不祥事でジャニーズ事務所の評判もガタ落ちした。世間の目も厳しくなっている。

 今年2月に公正取引委員会が出した報告書によれば、〈芸能事務所がタレントの移籍制限をすることは独占禁止法違反になる場合がある〉としている。さらに、〈移籍しようとするタレントに不利益を課す行為〉も独禁法上の問題があるとされた。つまり不当な圧力をかけて、仕事を干したりするのはルール違反だということになる。

 残るハードルはテレビ局の忖度くらいだが、現状ではそれも少なくなってきているように感じられる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    初V京都国際の《正体》と《左腕王国の秘密》…野球部“以外”の男子生徒わずか12人

  2. 2

    《古いタイプの指導者》はア然ボー然…大谷の恩師による「甲子園塾」講義の中身

  3. 3

    悠仁さま「進学に向けた勉学の大切な時期」でも続く秋篠宮家と宮内庁の軋轢

  4. 4

    「Snow Man=めめ以外は演技下手」定着のリスク…旧ジャニのマルチ売りに見えてきた限界

  5. 5

    山陰まで及ぶ大阪桐蔭・西谷監督のスカウト活動範囲…《最新車で乗り付けてきた》の声も

  1. 6

    目黒蓮をCMに再起用したコーセーにSnow Manファン大暴走 佐久間大介も別問題でファンに苦言

  2. 7

    吉永小百合(10)「15歳年上のバツイチと、よく一緒になりましたね」会員限定記事

  3. 8

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  4. 9

    麻生太郎「3頭体制」崩壊でいきなり窮地…自民党総裁選でキングメーカーとしても機能せず

  5. 10

    元プロが関わる「チンピラまがい」の関西ボーイズチーム出身者にスカウト要警戒《教育できそうにない》